Pちゃんブログ

元教員Pちゃんが、主にアドラー心理学的な観点で、生活や人生上の問題に役に立つ考え方を紹介します。

表面ばかりで判断しないで

僕は難関の名門校と言われる学校に勤めていました。
しかし、そこは大変ヤバいところでした。
それまで10年以上、色んな子と「先生」として関わってきましたが、
そこでの経験は、それまでの考え、やり方が大間違いだと気づかせてくれました。

こんなヤバい学校が名門校と思われている。
中身はその正反対。

その内容は、残念ながらヤバいとしか言えません。
(教員には守秘義務というのがあります。具体的な客観的事実を口外すると、関係者には大変都合が悪いでしょうし、名誉棄損で訴えられるかもしれないそうです。ここには色んな権力が絡んでると思うので、そんなことをしたら彼らは本気で僕を潰しにかかるでしょう。そこで足をすくわれかねません。だから、本当に大事なことを書けません。秘密保護法、共謀罪強行採決されてしまいました。これからはやばいということさえ書けなくなるかもしれません。)

 

〇表面上のよさで選ぶ世の中

さて、話を戻します。
名門校の実態はそのブランドイメージの正反対でした。
こういうことって、他にも沢山有るのだと思っています。

ナチスヒトラーって知ってますよね?
たくさんのユダヤ人を虫けらのように捕まえ、拷問し、殺しました。
しかし、このナチスヒトラーは、民主主義の憲法の下で、つまり、みんなの意思によって生まれました。
みんなが、ナチスヒトラーをいいと思っていたということです。
正反対ですね。
ヒトラーは演説がすっごく上手いそうです。
その「表面上のよさ」で選んでしまったのでしょう

 

見た目、レッテルで判断する世の中です。
世の中のことを知れば知るほどそのことを感じます。

殆どの人は
見た目、レッテル(ブランド)、目先の快感に動かされてお金を払います。
だから、お金を儲ける、支持を得る、評価されるためには、

これらの見た目、レッテル(ブランド)、目先の快感を最優先にするわけです。
企業も教育もそうなっています。

 

食べ物も、色や形、見た目をよくするため、保存性をよくするため、値段を安くするため・・・目先の快感を作り出すため何でもします。
薬をたっぷりかけ、遺伝子も操作し、まだ食べられるものを捨てまくって命を大量に粗末する。
薬や遺伝子操作の食品は、表面上のよさを最優先に判断することによって、

消費者たちが自ら選んでいるのです。

 

僕は今、世の中の仕組みや経済、商売について学んでいます。すると、

「良いものが売れるとは限らない」

「本当に良いものより、お客様が求めるものを提供せよ」

とよく言われます。
これは、本当のよさではなく、見た目上のよさで判断されるからです。

 

見た目、表面も大事です。
見た目も中身も良いものが一番いいと思います。
でも、僕は見た目と中身なら、中身を優先したいです。まず中身、次に見た目です。
あまりにも見た目、表面ばかりが大事にされていませんか?

 

〇知ろうとすること、見直すこと

表面上のよさだけで選んでしまうのは、そのものの実体を知らないからです。

ということは、知ることで本当のよさで選ぶことができます。

しかし、世の中、物や情報が多くなりすぎて、実態をいちいち知ることができません。

それでも、本当のよさで判断するには、知ろうとすること、「当たり前」を見直すことが必要だと思います。

 

 ・学歴があれば安心、ないと心配
 ・「勉強」するのはえらい
 ・学校に行かないのは問題、将来が心配

 ・金髪やピアスをしているのは不良だ

 ・いい年で結婚していないのは問題だ

 ・友だちはいなくてはいけない

・・・本当の本当に、そうなんですか?
私たちが良いと思っているその価値は、見た目上のよさで、本当は正反対かもしれませんよ!!!

 

表面上のよさ、快感に支配されないために、

当たり前のように良いと思っていることを

表面上のよさ、快感ではないか?

と問い直せるようでありたいです。