派遣を3か月でクビになった話 まとめー派遣とはー
今回の職場を経験する以前までの「派遣」のイメージは、
「履歴書不要、簡単登録、簡単に仕事を紹介してもらえて便利なシステムだなー」
ぐらいしかありませんでした。
世の中のことを知らなかったのです。
こんな世界も知らずにぬくぬくと教員をしていたのです。
いずれ子どもたちが放り込まれる世の中ががどんなものかも知らずに、
「生きる力」を正確に定義できるわけがありません。
(「世の中とはこんなだ」ということがわかってはじめて、「どう生きるか」が考えられる。「どう生きるか」がわかってはじめて、「どのような力が生きる力となるか」考えられる。そのようなプロセスを抜かして算数、国語・・・ということばかり考えても空虚なものにしかならない。)
だから、よい学びを提供するためには、世の中のことを知ることが必要だと思います。
教員は体罰・セクハラ・飲酒運転・犯罪さえしなければ、クビになることはまずありません。そんな狭~い世界を出て知れたことをまとめていきたいと思います。
〈今回派遣をしてわかったこと〉
①派遣とは、簡単にクビを切るためのシステムである
「派遣と対話するなんていう手間をかけることはできない。」
「派遣先が更新しないと言ったら、それでもう更新しません。」
この言葉でわかるように、派遣とは合法的に簡単にクビを切ることができるのです。
「コイツ何かちょっと気に食わねえなー」→「はい、クビ」
本来こういったことは、不当解雇という違法行為。
でも、その違法行為を合法的にできる。
そのためのシステム。
言わば、使い捨てです。
使い捨てというのは、ティッシュや紙おむつ、紙皿、こういったものです。
これに対して、使い捨てでないものというと、
ハンカチや布おむつ、陶器の皿といったものです。
ハンカチ、布おむつ、陶器の皿は、汚れたら洗ってまた使います。
しかし、汚れたティッシュや紙おむつを洗ったりはしません。
便利ですね。
それと同じように、
派遣との対話にかける手間や時間はない
ということなのです。
使い捨て労働ロボットといった感じなのでしょう。
私は一緒に仕事をするなら、対話が大切だと思っています。
対話とは、互いがどのような考えや要求を持っているか伝え、理解し合う事です。
だから、私はもうやむを得ない場合を除いて、二度と派遣はしたくありません。
〇派遣会社の人間の言うことは嘘ばっかりです。決して信用してなりません。
去年、他の派遣会社でも似たような嫌な思いをたっぷりしてきました。
間違いなく言えることがあります。
それは、派遣会社の人間の言うことは嘘ばかり、ということです。
「次のお仕事を紹介します」と言われて紹介された試しがありません。
「ご連絡差し上げますので少々お待ちください」と言われたら、連絡が来るものと思って待つでしょう?
しかし、待てども待てども連絡は来ません。来た試しがありません。
「派遣先の仕事がなくなった」とか言って求人サイトでは求人広告があるとか。
複数の仕事にエントリーしても「どの仕事も他の人で話が進んでいる」とかいっていたのに、私の経歴を見たとたん「空きが出ました!」と急に空きがたくさん出るとか。
面接に行って「すばらしいです!Pちゃんのサポートをさせていただきたいです!今回のお仕事がご紹介できなくても、他のお仕事を紹介させていただきます!°˖✧(⁰▿⁰)キラキラ」とかいって一切連絡なしとか。
「ブラックリストはありませんよ」とか。
どれもこれもウソに決まってるじゃないか!!
なぜこんなにウソばかり平気でつくのか?
それはおそらく・・・
派遣会社はたくさんの交換用ロボットを(派遣スタッフ)をストックしておく必要があるからです。
派遣は簡単にクビを切るためのシステムです。
クビを切ったら、次のスタッフを送り込まなければなりません。
おむつが汚れたら次の紙おむつを用意しなければならないように。
そのためには、
次の交換用ロボットを(派遣スタッフ)を用意しておく必要がある。
派遣を始めるときは結構簡単に始めることができます。
このわけは、ストックをたくさんしておくためです。
そして、都合が悪くなればどんどん交換するのです。
〇どうすればいいのか?
私は今回、収入源を得て、何年か働き、少しでも貯金を増やしたいと思って始めました。
しかし、長く勤めたい、ということを求めるなら
正社員、アルバイト、パート
にした方がいいです。
派遣をするなら
・短期の仕事としてすること。長期の仕事と言われても、「長期になるかもしれない、短期の仕事」と思うこと
・セクハラ、パワハラ、違法行為…どんな理不尽な扱いを受けても
「はい、わかりました(*^-^*)ニコニコ」
と言ってガマンし続け、派遣先の人の求めることをテレパシーで感じ取り、ご機嫌を取らないとクビになる。
こうわかった上ですることです。
しかし、最善なのはやはり、
「雇われないで、自分の力で稼ぐ力をつける」
これだと思います。
今回「雇われることのリスク」というものを再確認しました。
またこれから書いていこうと思います。